ポンミのエンタメ備忘録ブログ

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ルビンのツボが割れた

ルビンのツボが割れた 宿野かほる著 読書メモ

いつかのテレビで見た本の紹介で気になっていた本。
本のタイトルをメモしたのは3年前で、先日書店で文庫本になっているのを見かけて
手にとってようやく読むことになった。

事前のあらすじ情報は全くなく、ただ斬新で面白いというようなニュアンスで紹介されていたような記憶。
読み始めてみると、男性から女性に宛てたメッセージが始まる。
冒頭にメッセージがあって、それから普通のストーリーが始まる構成はよくあるので
そのような形かと思ったら次もまた、次もまた男性からのメッセージが続き、このままずっとメッセージを
読まされるのかと思いきや、女性からもメッセージが届く。
遠い昔に恋人同士で結婚寸前までいった2人のノスタルジックなやり取りである。
なぜか結婚前日に女性が失踪して2人は結ばれず、30年ほどの年月が経ったということがわかってくる。
一体何が2人の間にあったのか…?

感想

時間があればスラスラとテンポ良く一気に読めてしまう読みやすさ。
面白いは面白いが、おそらくその面白さというのは段々とお互いの過去、真実が明らかになっていくところだけれど
その内容が個人的には嫌悪感を感じるものなので、心に残る感動などはなく、きっと読み返したりもしないだろう。
なるほど、こんなやり方もあるんだねという感じ。
特に心に思うところはないけれど、パパっと読めるジェットコースター感とプチサプライズが楽しめる作品だった。
星★★★☆☆

ルビンの壺が割れた (新潮文庫)

ルビンの壺が割れた (新潮文庫)

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